小5社会③:これからの工業生産とわたしたち
モノづくりの世界へ!
やあ!コネクトだよ。
テレビ、自動車、文房具…。きみのまわりには、工場で作られた製品(せいひん)があふれているね。
日本は「ものづくり」が得意な国だと言われているんだ。今日は、製品がどうやって作られ、世界とどうつながっているのかを探検しよう!
1. 日本の工業の特徴:加工貿易(かこうぼうえき)
工業製品を作るには、鉄や石油などの「原料(げんりょう)」や「燃料(ねんりょう)」が必要だね。でも、日本は小さな島国だから、こうした資源(しげん)があまりとれないんだ。
ちさまるの疑問
材料がないのに、どうやってたくさんのモノを作っているの? 魔法かな?
それはね、海外から原料を「輸入(ゆにゅう)」して、日本の高い技術で優れた製品を作り、それを海外へ「輸出(ゆしゅつ)」しているからなんだ。これを「加工貿易(かこうぼうえき)」というよ。
ちがくナビとのリンク:地下資源
鉄鉱石や石油といった「地下資源」は、地球の長い歴史の中で特定の場所に偏って作られました。日本列島は、地殻変動が激しいため、多様な鉱物は見つかりますが、大規模な鉱床(資源の集まり)は少ないのです。
→ちがくナビ「レアアース」の記事で資源の偏りについて知る
2. 工業地帯(こうぎょうちたい)の分布
日本の工場は、どこに多いのかな? 地図を見てみると、海沿いに集まっていることが多いよ。特に、東京湾、伊勢湾(いせわん)、大阪湾、瀬戸内海(せとないかい)の沿岸などに工場が集中しているね。
Ping! なぜ海沿いなの?
工場が海沿いに集まるのには、ちゃんとした理由(つながり)があるんだ。
-
輸入に便利!
海外から大きな船(タンカーなど)で運ばれてきた原料を、すぐに工場へ降ろせるよ。 -
輸出に便利!
作った製品(自動車など)を、すぐに船に積み込んで世界中へ運べるよ。 -
平らな土地
海を埋め立てて作った土地(埋立地)は、広くて平らだから、大きな工場を建てやすいんだ。
これらの工場が集まっている地域を「太平洋ベルト」と呼ぶよ。
3. 自動車をつくる工業
日本の工業の中でも、特に盛んなのが自動車工業だ。1台の車を作るには、約3万個もの部品が必要なんだよ!
- 組み立て工場:ベルトコンベアを使って、効率よく車を組み立てる。
- 関連工場(かんれんこうじょう):タイヤ、ガラス、エンジン部品など、それぞれの部品を作る専門の工場。
組み立て工場のまわりには、たくさんの関連工場が集まっていて、協力しながら車を作っているんだね。愛知県の豊田市(とよたし)などが有名だよ。
4. これからの工業と中小工場
大きな工場だけでなく、高い技術を持った小さな工場(中小工場)も、日本のものづくりを支えているよ。
- 先端技術(せんたんぎじゅつ):スマートフォンやロボットに使われる、とても小さな部品を作る技術。
- 伝統産業(でんとうさんぎょう):昔からの技術を生かして、現代の生活に合う新しい製品を作る工夫。
まとめ:世界とつながるものづくり
ちさまるの発見
日本で作られた車が世界中を走っていて、ぼくたちが使うスマホの中には世界中の資源が使われている…。工場って、世界への入り口みたいだね! PON!
コネクトのまとめ
そうだね! 貿易(ぼうえき)を通して、日本と世界は深く「つながって」いるんだ。これからの工業は、環境を守りながら、もっと便利な未来を作るために進化していくよ。
次回は、そんな未来のカギをにぎる「情報」と「環境」について学ぼう!
チャレンジ問題
問1:原料を輸入し、製品を作って輸出する、日本の貿易の形を何といいますか?
問2:日本の工業地帯の多くが、海沿いに集まっている理由として正しいものはどれですか?
- A. 魚がたくさんとれるから。
- B. 船を使った原料や製品の出し入れに便利だから。
- C. 景色がきれいだから。
問3:関東地方から九州北部にかけて、帯(おび)のように工業がさかんな地域が続いています。これを何といいますか?
こたえを見てみる
問1のこたえ:加工貿易(かこうぼうえき)
問2のこたえ:B
問3のこたえ:太平洋ベルト