A3:地域調査(フィールドワーク) ~現場で真実を見つける~
街へ飛び出そう!
やあ!コネクトだよ。
GISを使えば、部屋にいながら世界中を見ることができる。でも、そこには映らない「音」や「匂い」、そこに住む人の「想い」があるんだ。
実際に現地を歩いて調査することを「フィールドワーク(巡検)」というよ。今日は、探究のプロセス(手順)を学ぼう!
1. 調査のステップ:PDCAサイクル
いきなり外に出るのではなく、しっかりとした計画(仮説)を持って調査することが大切だ。
- テーマと仮説の設定(Plan)
「なぜ、この商店街はシャッターが閉まっている店が多いのか?(郊外に大型店ができたからではないか?)」といった問いと仮説を立てる。 - 予備調査
地図、空中写真、統計データなどを集めて、現地の状況を予想する。 - 本調査(Do)
実際に現地へ行き、観察、聞き取り(インタビュー)、計測などを行う。 - 整理・分析(Check)
集めた情報を地図やグラフにまとめ、仮説が正しかったか検証する。 - 発表・行動(Action)
レポートにまとめたり、地域の課題解決案を提案したりする。
2. 現地での調査手法
五感をフル活用して情報を集めよう。安全確認も忘れずに!
Ping! 調査の七つ道具
-
ベースマップ
気づいたことを書き込むための白地図。 -
カメラ・スマホ
現地の様子を記録する。撮影時は許可を取ろう。 -
フィールドノート
見たこと、聞いたこと、感じたことをその場でメモする。 -
ICレコーダー
インタビューを録音する(必ず相手の許可を得ること!)。
ちさまるの発見
歩いてみたら、地図には載っていない「急な坂道」や「古い石碑」を見つけたよ! 商店街のおばあちゃんに話を聞いたら、昔はこの辺りは海だったんだって!
ちがくナビとのリンク:地名と地形
素晴らしい発見です。「昔は海だった」という証言と、あなたが感じた「坂道(段差)」は、そこがかつての海岸線や、河岸段丘の縁であることを示唆している可能性があります。
このように、現地で得た情報(Ground Truth)と、地学的な知識(地形の成り立ち)を照らし合わせることで、土地の歴史が立体的に見えてきます。
→ちがくナビ「地表の変化と堆積」で地形の成因を確認する
3. 情報のまとめと表現
集めた情報は、他人に伝わるように加工しよう。
- 統計地図:数値を地図上に表現する。
- ドットマップ:人口などを点の数で表す。
- 図形表現図:円や棒の大きさで量を表す。
- 流線図:人やモノの移動を矢印の太さで表す。
- 階級区分図(コロプレスマップ):密度や割合を色の濃淡で表す。
まとめ:足で稼いだ情報は強い
ちさまるのレポート
ネットで調べただけじゃわからなかった「町の雰囲気」や「人の温かさ」がわかったよ。これを地図にまとめて、みんなに発表するんだ! PON!
コネクトのまとめ
データ(客観)と、フィールドワーク(主観・体験)を組み合わせることで、初めて見えてくる「地域の真実」があるんだね。
次は、この視点を持って、世界へ目を向けてみよう。「国際理解と地球的課題」の単元だ!