中学地理⑧:南アメリカ州 ~開発と環境保全~
地球の裏側へ!
やあ!コネクトだよ。
日本の裏側、南アメリカ大陸へようこそ! ここには世界一の川「アマゾン川」と、広大なジャングルがあるよ。
ブラジルのコーヒーやサッカー、そして地球環境を守るための大切な取り組みについて探検しよう!
1. 自然環境:巨大な川と山脈
南アメリカ大陸の地形は、西に高い山、東に広い川と平原があるのが特徴だ。
- アンデス山脈:大陸の西側を南北に走る、険しい山脈(環太平洋造山帯)。
- アマゾン川:世界最大の流域面積(雨が集まる範囲)を誇る大河。流域には世界最大の熱帯雨林「セルバ」が広がる。
- ラプラタ川:アルゼンチンなどを流れ、河口は広いラパス湾となる。流域には「パンパ」と呼ばれる草原が広がる。
ちがくナビとのリンク:エルニーニョ現象
南米ペルーの沖合は、普段は冷たい海流(ペルー海流)が流れていますが、数年に一度、海水温が異常に高くなることがあります。これを「エルニーニョ現象」といいます。
これが起きると、ペルーで大雨が降ったり、逆に世界中で干ばつが起きたりと、地球規模の異常気象の原因となります。
→ちがくナビ「気候の自然変動」で詳しく学ぶ
2. 歴史と文化:ラテンアメリカ
かつてはインカ帝国などの独自の文明があったけれど、16世紀以降、スペインやポルトガルの植民地となった。
- 言語:ブラジルはポルトガル語、それ以外の多くの国はスペイン語を話す。
- 宗教:多くの人々がキリスト教(カトリック)を信仰している。
- 人種:ヨーロッパ系、先住民(インディオ)、アフリカ系、そしてそれらの混血(メスチソなど)が暮らす多文化社会だ。
この地域は、文化的に「ラテンアメリカ」とも呼ばれるよ。
3. ブラジルの産業と資源
南米最大の国、ブラジルは経済発展が著しく、BRICSの一員にもなっているよ。
Ping! ブラジルの強み
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農業
世界一のコーヒー豆の生産! 近年は大豆やとうもろこしの輸出も急増しているよ。 -
鉱産資源
良質な鉄鉱石がたくさん採れる(カラジャス鉄山など)。 -
バイオ燃料
サトウキビから作った「バイオエタノール」を、自動車の燃料として使っているよ。エコだね!
その他の国の資源
- チリ:アンデス山脈で銅がたくさん採れる。
- ベネズエラ:カリブ海沿岸で石油が採れる(OPEC加盟国)。
4. 環境問題:アマゾンの開発と保全
アマゾンの熱帯雨林は「地球の肺」とも呼ばれ、たくさんの酸素を作り出し、二酸化炭素を吸収している。しかし、開発によって森が急速に失われているんだ。
ちさまるの心配
どうして大切な森を切っちゃうの? 動物たちの住む場所がなくなっちゃうよ。
主な原因は以下の通りだ。
- 農地や牧場の拡大:大豆畑や、牛を飼う牧場にするために木を切っている。
- 道路の建設:木材を運んだり、鉱山を開発したりするための道路(トランスアマゾニアンハイウェイ)を作っている。
今は、開発と環境保護を両立させる「持続可能な開発」が大きな課題になっているよ。1992年には、ブラジルのリオデジャネイロで「地球サミット」が開かれ、世界中が環境問題について話し合ったんだ。
テスト対策のツボ!
南アメリカは「ブラジル」を中心に覚えよう!
① 「ポルトガル語」(ブラジルだけ!)とスペイン語の違い。
② ブラジルの「コーヒー」「鉄鉱石」「サトウキビ(バイオ燃料)」。
③ チリの「銅」。
④ アマゾンの「環境破壊」と地球サミット。
チャレンジ問題
問1:南アメリカ大陸の国々の多くで公用語として話されている言語はスペイン語ですが、ブラジルで話されている言語は何ですか?
問2:ブラジルで、ガソリンの代わりに自動車の燃料として利用が進んでいる、サトウキビなどを原料とした燃料を何といいますか?
問3:チリで産出量が世界有数であり、電気製品のコードやコインなどにも使われる鉱産資源は何ですか?
こたえを見てみる
問1のこたえ:ポルトガル語
問2のこたえ:バイオ燃料(バイオエタノール)
問3のこたえ:銅(どう)