中学地理⑨:オセアニア州 ~資源大国と多文化社会~
海に浮かぶ島々の世界へ!
やあ!コネクトだよ。
最後は、オーストラリア大陸と、太平洋に広がる島々からなる「オセアニア州」。
コアラやカンガルーがいる独自の自然、豊富な鉱産資源、そしてアジアとの深いつながり。日本とも関係が深いこの地域のヒミツに迫ろう!
1. 自然環境:乾燥大陸とサンゴ礁
オーストラリアの自然
世界で一番小さな大陸だけど、日本の約20倍の広さがあるよ。
- 地形:東側にグレートディバイディング山脈(大分水嶺山脈)が走り、内陸にはグレートアーテジアン盆地(大賛井盆地)が広がる。
- 気候:内陸部の大部分は乾燥帯(砂漠)。人が住んでいるのは、雨が降る沿岸部(海沿い)が中心だ。南半球にあるから、日本とは季節が逆になるよ。
ちがくナビとのリンク:被圧地下水
グレートアーテジアン盆地では、井戸を掘ると水が自然に噴き出してきます。これは、地下の地層が「お椀」のような形をしていて、東側の山脈で降った雨が地下水となり、圧力を受けて溜まっているからです(被圧地下水)。
この水は塩分を含んでいるため、飲み水や農業には向きませんが、羊の飲み水として利用され、牧畜を支えています。
太平洋の島々
- ニュージーランド:日本と同じように火山が多く、地震もある島国。偏西風の影響で一年中雨が降り、牧草がよく育つ。
- 南洋諸島:火山島や、サンゴ礁でできた島々。美しい海を生かした観光業が盛ん。
2. 産業:資源と農業の大国
オーストラリアは、広大な土地と資源を生かした産業が特徴だ。
Ping! オーストラリアの産業マップ
「何が」「どこで」とれるかをセットで覚えよう!
-
鉄鉱石(てっこうせき)
【西】西オーストラリア州
地面を直接掘る「露天掘り(ろてんぼり)」で採掘。 -
石炭(せきたん)
【東】東部
日本への輸出量も多いよ。 -
牧羊(ぼくよう)
【内陸部】乾燥した地域。
羊毛(ウール)の生産が盛ん。 -
牧牛(ぼくぎゅう)
【北東部・南東部】
雨が降る地域で牛を育てる。牛肉は日本にもたくさん輸出されているね。
近年は、ボーキサイト(アルミニウムの原料)や、レアメタルなどの資源開発も進んでいるよ。
3. 歴史と社会:多文化社会へ
オーストラリアとニュージーランドは、イギリスの植民地だった影響で、英語が公用語で、キリスト教徒が多い。国旗にユニオンジャック(イギリス国旗)があるのもその名残だね。
- 先住民:イギリス人が来る前から住んでいた人々。
- オーストラリア:アボリジニ
- ニュージーランド:マオリ(独自の文化を大切にしている)
- 白豪主義(はくごうしゅぎ)から多文化社会へ:
かつてはヨーロッパ系以外の移民を制限していた(白豪主義)けれど、現在はそれを廃止し、アジアなど世界中からの移民を受け入れる「多文化社会(たぶんかしゃかい)」を目指しているよ。
4. アジアとの結びつき
昔はイギリス(ヨーロッパ)との結びつきが強かったけれど、今は距離が近いアジア太平洋地域(APEC)の一員として、日本や中国、韓国などとの貿易が盛んになっているんだ。
テスト対策のツボ!
オーストラリアの「資源」と「場所」の組み合わせは超頻出!
① 「西で鉄、東で石炭」(西鉄バス、東の石とか語呂合わせで!)
② 「露天掘り」という掘り方!
③ 「多文化社会」とアジアとの貿易増加!
④ 「アボリジニ(豪)」と「マオリ(NZ)」の区別!
チャレンジ問題
問1:オーストラリアの先住民を何といいますか?
問2:オーストラリアの西側で多く産出され、日本に大量に輸出されている、自動車などの材料になる鉱産資源は何ですか?
問3:オーストラリアの内陸部に広がる、井戸を掘ると地下水が自噴する盆地を何といいますか?
こたえを見てみる
問1のこたえ:アボリジニ
問2のこたえ:鉄鉱石(てっこうせき)
問3のこたえ:グレートアーテジアン盆地(大賛井盆地)